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マルヴァオンの栗祭りへ①

リスボンも本格的に寒くなってきました。
去年の秋より寒く感じて、早くも冬用コートを出してしまいました。
雨も多いポルトガルの秋です。

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先週末、Marvão(マルヴァオン)という城壁に囲まれた小さな村へ1泊で行ってきました。
ポルトガルを地図で見て南北のちょうど真ん中くらい、スペイン国境すぐ近くの山あいにある村です。
目的はFeira da Castanhaという栗のお祭り!

マルヴァオンは城壁に囲まれた村がかわいいと聞いていたので、以前から気になっていた場所。
せっかくなので、栗祭りがあるこの時期に合わせて行きました。
栗祭り当日は11月9日、10日の土日でしたが、お祭り以外の普段の様子も見てみたくて前日の8日に出発。

ふだんリスボンからマルヴァオンへは、手前のCastelo de Vide(カステロ・デ・ヴィデ)までバスで行って、そこからタクシーで行くのが一般的なのかな?
ところが今回バスを調べたら、リスボンからマルヴァオンまで直行バスが出ていました。
この時期の特別な路線なのでしょうか。日にちを見てたら11月26日以降は直行バスはありませんでした。
お祭りがあるから?わからないけどとりあえずラッキー!

往復各1日1本、
リスボン(Sete Rios)→マルヴァオンは7:30発
マルヴァオン→リスボン(Sete Rios)は15:50発
のみです。乗車時間は4時間半。
チケットはオンライン購入して片道14.90ユーロ。
行きは1回トイレ休憩がありましたが帰りはありませんでした。

朝は早かったけど、そのまま乗ってればいいのでとってもらくちん。
行きの乗車率は50%くらいだっかな。でも途中何ヶ所か停留所を経由するので、最終的に終点のマルヴァオンで降りるのは私含め3人だけでした。

12時に着いて、まずは荷物を置きに城壁内のホテルへ。
そのあとカメラを持ってマルヴァオンを散策しました。

天気は気持ちのいい晴れ!青空!
ですが空気はだいぶ冷たかったです。
村では翌日の栗祭りに向けての準備が行われてはいるものの、人は多くなく、ゆっくり見て回ることができました。

村を高い方へ登っていくとマルヴァオン城が。
マルヴァオンはなんとなく以前行ったモンサラーシュのような村かなぁと思っていたのでお城も小さいものだと思っていたのですが、比べるとすごく広くて驚きました。
入場料は1.5ユーロ。

ポルトガルのほかのお城と同じように、城壁を歩くことができます。
人がほとんどいない中、長い城壁を歩きました。
マルヴァオンは丘の上にあるので見晴らしもとても良くて、周囲を360°見渡すことができます。あっちはすぐスペインかなぁなんて考えながら。

城壁に囲まれた村だけあって、お城を出てもぐるっと村を囲む城壁を歩くことができます。
お城と反対側まで城壁を歩いていたら、すぐ横で真っ白なシーツと靴下が干してありました。
向こうに広がる大地、中世のような城壁、そのすぐ側にある人々の生活…
ファンタジーの世界と現実の世界との狭間にいるようで、不思議な気持ちになりました。

この日はのんびり歩いて写真を撮って、城壁内のレストランで夕食をとって終わり。
モンサラーシュよりは少し大きいくらいの小さな村です。
栗祭り当日は雨予報だったので、青い空と白い壁のコントラストが見られてよかった。

まだ全然人がいないけど、明日はどれくらいの人が来るんだろう?

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栗祭り当日は、次回のブログに続きます☺︎