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カメラ散歩 〜モウラリア地区

先日の土曜日、最高気温18℃の春のような陽気の日に、カメラをもって散歩に行きました。


この日の目的はモウラリア地区(Mouraria)。

ルートは、モウラリア地区→サン・ジョルジェ城周辺→グラッサ地区(Graça)→泥棒市(Feira da ladra)となりました。


モウラリア地区がどの辺かというと、ロシオ広場より北東、メトロのマルティン・モニス駅(Martim Moniz)から東と南東に坂道をのぼった地区だとざっくり捉えています。(違ったらすみません)

この地域は中東、アフリカ、アジアなどの移民が多い地域で、無形文化遺産のファド(Fado)発祥の地でもあります。


細い路地裏、階段、古いけどカラフルな建物やさまざまなアズレージョ、そして壁にはストリートアート…とたくさんのフォトスポットがあるのですが、実はあまり治安がいいとは言えません。

私は夜にここを訪れることはほとんどありませんが、日中の明るい時間だったらそんなに危なくはないかなと思います。

でも以前、この地域のレストランで友人とランチの待ち合わせをした時にGoogleマップの通りに歩いていたら、細い落書きだらけの道や工事中の廃墟の横を通ることになり、少し怖かったです。(最短距離だったのでしょうが)

もし歩いてて「変だな、なんか怖いな」と思ったらすぐに大通りに出てくださいね。海外旅行の鉄則です。

最近はモウラリアやアルファマを回るツアーなんかもあるようで、この日も10人くらいでガイドの説明を聞きながら歩いている人たちがいました。


ということで、午前中まず訪れたのがモウラリア。

路地に入っていくにはどこも階段で坂道を登らなければいけなかったのですが、数ヶ月前に、マルティン・モニス広場の横から坂道を登るエスカレーターができました!

街中にエスカレーター…しかもけっこうな長さ。一見変な感じがするかもしれませんが、ぜひモウラリア地区への入口として使ってみてください。


そしてやっぱりモウラリア、アズレージョや壁の色がとってもかわいいです!

さらに落書きの域を超えたストリートアートも。

撮った写真は、すでにInstagramにのせているものもあるのでご覧ください。

ここはアルファマ地区より観光客が少ない分、より住民の生活を感じられる気がします。


今回私が感激したのが、この写真の場所。

半分開いた扉の向こうにとっても素敵なアズレージョが見えて、ふらふらと吸いこまれるように入っていってしまいました。

吹き抜けの壁は全てアズレージョで覆われて、あとはベンチが4台。

ベンチに座ってこの空間に見とれていると、警備らしきおじさんが出てきて「あぁ、観光客ね」という感じで戻っていきました。おじさん、見逃してくれてありがとう。

ここは何なんだろうと思って現在地をGoogleマップで調べると、どうやら病院のようでした。


こんな素敵なアズレージョで覆われた病院。

私は、こういう古い建物や文化的な建物を今も生活の一部に使っている場所が大好きで。例えば先日のブログに書いた図書館とか。

私にとってはどこか現実離れしているアズレージョが、ここでは生活の一部、景色の一部としてとても自然に使われていること。そこにとっても胸がときめきます。

このモウラリア地区は、そんな胸がときめく場所がたくさんありました。


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長くなったので分割します。今日はここまで☺︎